急がばまわれ。一歩ずつゆっくり成婚へ
いい年になってもなかなか結婚しない子ども。仕事が忙しい、出会いがないなど、理由はさまざまですが、親としては心配で仕方ありません。
親による代理婚活が大盛況の現代、親バカで何が悪い!
でも焦りは禁物、ここは急がば回れ。一歩ずつゆっくりでいいので、成婚に向けて動きましょう。
誰に何を言われようが気にしないこと
「自分の結婚相手すら自分で探せないなんて」「親が代理婚活するなんて過保護極まりない」代理婚活をしている親御さんの中には、このように心無い言葉を浴びせられた経験のある方がいるのではないでしょうか。
でも誰に何を言われようが気にしないことが大切。子どもが結婚して幸せな家庭を築くことを願わない親はいません。
全く動かないでやきもきしているよりも、親が代理婚活することで、結婚の可能性は多少なりとも上がります。たとえそれが1%だとしても、成婚に少しでも近づく方法のひとつと捉え、動く価値があると認識しましょう。
子どもの意思を尊重し、代理婚活することに理解を求める
子どもから一番嫌がられることは、本人に内緒で勝手に代理婚活に行ったり、会う約束を取り付けてきたりすること。まずは子どもと結婚についてよく話し合う時間を設けましょう。
結婚願望が本当にあるのか。本人は結婚しない選択を望んでいるかもしれません。
20代〜40代の未婚男女の約8割は、「いい人がいれば結婚したい」と願っていると言われています。
心の中では結婚して幸せな家庭を築きたいと思っていても、恋愛に発展するきっかけがない、過去の恋愛で傷ついている、仕事が忙しくてそれどころじゃないなど、さまざまな理由があるはず。ここは急がば回れ、一度腰を据えて向かい合い、本人の結婚観を確かめましょう。そして、親が代理婚活することに理解を示してもらうことが第一歩です。
代理婚活のメリットをきちんと伝える
親が代理婚活することのメリットはたくさんあります。
身近に相談相手がいる
一人で婚活して一人で自己完結できればいいですが、やはり心細いもの。身近な親に相談できるのはとても心強いです。何気ない会話から本人の考えが分かることもあります。
金銭的・時間的にサポートできる
ある程度時間やお金に余裕があるのはシニアの特徴。時間もなくお金もかけられない子どもにとって、これらのサポートはとてもありがたいものです。
両親を見ればその子どもが分かる
両親を見れば、その家庭の子がどんな育てられ方をしてきたかおおよそ見当が付きます。別の言い方をすれば、代理婚活に時間を割いてくれるような親御さんの子どもは、愛情を持って育てられてきたに違いありません。
親への紹介を省略できる
親同士が最初に知り合う代理婚活。最初から親を味方に付けておけば、後で紹介する煩わしさが減りますし、「紹介したら反対されて困った」ということにはなりません。
結婚や出産を急かさない
女性の親御さんに特に多いのは、「早く結婚しないと出産が厳しい」「年齢が上がるほど不利になる」という考え。もちろん現実はそういう一面もありますが、現代は多様な生き方が認められる時代。シニアになってから結婚する方もいますし、子どもを望まない方もいます。ここは焦らずに一歩ずつゆっくりと話を進めること。親が先走ってどんどんと話を進めてはいけません。
まずは恋愛からとすすめてみて
婚活するからには、結果を出したい、早く成婚に結び付けたいと願うのは理解できます。でも結婚するのは子ども本人。親の目線で素晴らしい人でも、子どもの目線で魅力と映らないこともありますし、逆に親から見て魅力の分からない人でも、子ども同士はフィーリングが合うことだってあります。
代理婚活をする親はいろいろな方を紹介し、「結婚はまだいいからまずは恋愛からしてみたら?」これくらいおおらかな気持ちで望むことが大切です。
また、実際に会ってみて恋愛に発展しなくても子どもを責めないこと。
とにかく、結果や成果を急いではダメ。一歩ずつゆっくりと子どもの気持ちに寄り添って成婚に向けて動きましょう。