40代息子へ 本気の婚活
ご子息様もいよいよ40代。
仕事もプライベートも、自分なりの生活スタイルが確立する時期。20、30代の時に感じていたような焦りはなく、上手な肩の力の抜き方を覚える頃。ひょっとしたらご子息様は今まで生きてきた中で、一番人生を謳歌できるタイミングと思っているかもしれません。
一方で、徐々に責任のある仕事が増え、体力的な衰えを感じるのも、ちょうど40代。今まで独身を貫く予定でいた方も、自身の体調不良や親の高齢化、仕事のプレッシャーなどにより、結婚願望を抱きはじめることが少なくありません。
しかし、いろいろな傷を負った40代の男性は「今さら」と自分で限界を決めてしまいがちです。親御さんが背中を押してあげることで、消極的なご子息様が新たな人生の扉をひらく一助になることもあるでしょう。こちらでは、40代男性のご子息様を持つご両親の婚活体験談をお伝えします。
運送業に勤務の男性の場合
我が家には息子が二人います。
二男は30歳の時に結婚したのですが、長男は一向に結婚の兆しがありませんでした。というより、女性の影もなくて…。40歳を目前にした頃、長男に結婚する気がないのか聞いて見たところ、なんと結婚願望はあると言うのです。彼女も欲しいけれど、息子の職場は男性ばかりで出会いがないのだとか。事務に若い女性が入ってくるけれど、彼氏持ちか、年が離れ過ぎていて、息子の相手には難しいそうです。
仕事柄、息子は土日祝も勤務のうえ、友達や知り合いからの紹介は期待できないし、おまけに息子は恋愛にすごく消極的で口下手です。相手探しも一筋縄じゃいきません。私達も息子の相手探しをと、ご近所さんに相談したところ、親の代理お見合いの話を聞きました。
早速資料を請求して、息子に話してみると乗り気になってくれました。息子の良さを一 番わかっているのは私ですから。息子の出会いのきっかけ作りをサポートしてあげられたらと、代理お見合いに参加しました。他の親御さんと話ができたり、連絡先を交換できたりしたのは大きな収穫でした。私自身も久しぶりに東京まで行って、良い息抜きにもなりましたよ。
（埼玉県・母・67歳）
製造業に勤務の男性の場合
過去の恋愛がトラウマになっているのか、息子は彼女もいませんでした。ところが、40歳手前で仲良くしていた独身の友人がバタバタと結婚し焦ったようです。でも、息子は「今さら結婚したいと思っても、無理だよ」と諦めモード。そんな時、親の代理お見合いの存在を思い出し、インターネットで探してみました。お見合いパーティーがメディアで取り上げられているエクシオさんなら安心かなと思い、参加申し込みを決めました。
手順は、息子の資料を郵送して、参加費を振り込むだけ。参加者リストが手元に到着したときは、なんだか私の方が心躍ってしまいましたね。当日は親同士の歓談でしたが、同じ悩みを分かち合える親御さんとの会話で、私の心もスーっと楽になりました。今回は残念ながら交際に至らなかったのですが、代理お見合いは試してみる価値ありだと思います。
よく結婚相手のご両親と話が合わないという話を耳にすることも多いですが、代理お見合いだとその点は安心ですね。事前にお相手のご両親がどんな方かわかりますから。話しが合う親御さんだと、将来的な付き合いも安心ですね。
（愛知県・母・64歳）
法曹界に勤務の男性
親の期待にこたえるかのように順調に人生を歩んできてくれた息子。唯一気がかりなのが、結婚をしていないこと。私達夫婦もついに70歳をこえて、人生のカウントダウンが始まっています。そこで考えるのは、息子を支えてくれるパートナーのこと。息子は元気で、独身生活を謳歌しており、結婚の良さがわかっていませんでした。
息子に言わせれば、離婚する夫婦をさんざん見てきて、結婚に希望が抱けないとのことでしたが、私は古い人間なので家庭を築いてこそ一人前と思っています。もちろん、独身が悪いわけではありませんが、私達は息子を残してあの世へ旅立つでしょう。その時に、息子をサポートしてくれる伴侶がいるといないでは、全然違います。息子からすれば親のエゴだそうですが、私に似て頑固な息子には、強行策で対応するしかありません。
半ば強制的に代理お見合いを遂行し、お見合いまでこぎつけました。会わないとお相手に失礼だからと、しぶしぶお見合いに参加した息子でしたが、実際にお相手のお嬢さんに会って心変わりしたようです。その後定期的に連絡を取り合い、休日に会うようになったとのこと。やってみないとわからないものですね。代理お見合いは、実際に腰の重い息子に「婚活」を体験してもらう貴重なきっかけだと思います。
（兵庫県・父・75歳）
