代理お見合いで母親同士が意気投合(代理お見合い体験談)
母親同士の気が合うか合わないかでその後の展開は異なる
- アドバイザー
- 息子さんの結婚が決まったとお伺いしました。ご両親の表情から嬉しさがにじみ出ていますね。
- お母様
- 本当に心からほっとしています。昔は、「子供が成人したら親の役目は終わり」と言われていました。それが「子供が就職するまで・・・」に代わり、今では「子供が結婚するまで・・・」に変貌を遂げています(笑)。
- アドバイザー
- 時代と共に生き方も多様化していますし、結婚観も人それぞれです。
- お母様
- 頭では理解しています。でも実際に独身の息子がいつまでも家にいる状況は、当事者じゃないと分からない「不安な気持ち」があります。
- お父様
- 同感です。他人は「独身でも本人が安定していて幸せならいいじゃないか?」と言います。それはそうなんですけど・・・
- アドバイザー
- ところで、息子さんから、代理お見合いで意気投合したお母様同志がキューピットになった、とお聞きしました。
- お母様
- はい。息子の嫁は、代理お見合いで意気投合したお母様の娘さんなんですよ。
- お父様
- 代理お見合いの会場には、同じような思いをお持ちのご両親が集まります。「子供が結婚しないんです、出会いが全く無いんです」との愚痴から始まります(笑)。
- アドバイザー
- 確かにそうですね。子供の結婚相手を探しに来ている、という目的は同じです。
- お母様
- 間に融通の利くお母様の参加率が高いです。色々な方と悩みを打ち明けるうちに、気の合う方が何人か現れました。そこで、何人かと連絡先を交換しました。
- お父様
- 私の周りでは、母親通しの仲が良い方は、両家の関係が円満な方が多いので、気の合うお母様が現れた、と聞いて、代理見合いが良い方向に行くといいな、と思いました。
「ママ友」ということにして、ランチに誘い出す
- アドバイザー
- 実際にどうやってお二人を合わせたんですか?
- お母様
- 私がランチをする計画を立てました。息子には一緒に私の買い物に付き合ってほしいと言って、連れ出しました。
- お父様
- お相手は普通にお母様とランチをする仲だったようです。
- お母様
- 当人同士は、最初は「?」と思っていたようですが、お互いの趣味が映画鑑賞だったので、4人で映画の話で盛り上がり、楽しくランチが出来ました。
- お父様
- わざとらしいのではと思いましたが、帰って来てから、息子も少し嬉しそうな顔をしていたので、これはいけるかな、と。子供同士も少し察していたかもしれません。
- アドバイザー
- それからはどのような展開に?
- お母様
- お相手のお嬢さんは、少し結婚に焦りがあったらしいです。そんなタイミングでのランチ会。母親同士が楽しく会話しているのを見て安心し、息子もお相手のことを意識したとのことです。
- お父様
- 今回はラッキーなことにお相手のお嬢さんから改めて連絡を頂きました。お相手のお母様も、それとなく気持ちをそそったのかもしれません。
- アドバイザー
- そして子供同士お二人で会うことになったのですね。
- お母様
- はい、それからは時々会っていたようです。
- お父様
- こちらも根掘り葉掘り聞きませんでした。いい大人ですから。
- アドバイザー
- なるほど。そこから交際に発展した訳ですね。
互いの母親同士の相性はかなり重要
- アドバイザー
- 結婚において、母親同士の相性は重要だと痛感したそうですね。
- お母様
- はい。母親同士の気が合うと、身内の関係も良好になります。両家を取りまとめるのは、やはり母親ですから。
- お父様
- 私の知人で、母親同士があまり仲良くないご夫婦がいます。それだけで身内がぎくしゃくしたり疎遠になったりするようです。
- アドバイザー
- 確かに身内のコミュニケーションの入り口は女性ですものね。
- お父様
- 最近は、ご近所でも職場内でも人のプライバシーに関わる事は話さない風潮があります。若い男女にしてみれば出会いも無いし、縁談を持ちかけてくれる人もいない。もうちょっと踏み込んでコミュニケーションを取ってもいいのに、と思ったりもします。これじゃ、未婚率は上がる一方ですよ。
「ママ友を見つける」感覚で参加してみてもよいのでは
- アドバイザー
- 子さんの経験から、代理お見合いにためらっている方に是非伝えたい事があるとお聞きしました。
- お母様
- そうなんです。表向きは「子供の婚活」ですが、母親はもっと気軽に「ママ友探し」程度に考えて参加しみても良いのでは、と思いました。
- お父様
- 女性は初めての方とでもコミュニケーションが上手ですからね。
- アドバイザー
- ママ友探しと考えれば心に余裕が出来ますね。
- お母様
- 子供の婚活で悩んでいる、という共通項があるので、話しやすいですよ。
- お父様
- 話が弾んで、悩んでいる者同士とは思えない部分もありましたが(笑)。
- アドバイザー
- お母様同士の気が合う方は、そのお子さん同士も気が合うことが多いのでしょうね。
今回は貴重な体験をお話しして頂き、誠にありがとうございました。