奥手な息子のために(代理お見合い体験談)
婚活は決して恥ずかしいことではないし、婚期を逃すと後から後悔することも
- アドバイザー
- この度はご成婚本当におめでとうございます。ここまで来た見道のりを振り返って、これから代理見合いをする親御さん達にアドバイスを頂こうと思いましてお伺いしました。
- お父様
- 私たちの体験がためになるなら いくらでもお話しますよ。
- お母様
- 私も少し前は、親が子供のお見合いや相手探しに口を出すなんて「親の顔が見てみたい」と思っていました(笑)。今となっては、未婚のお子さんを持つ同年代の親御さん達には「是非顔を出して参加して」と伝えたいです。
- アドバイザー
- やはり最初は抵抗があったのですか?
- お父様
- はい。本来は息子が自分でお相手を探して私達に紹介してくれるものだと思っていました。ですが、いつまでたっても結婚のケの字どこか、恋人だって出来そうにない様子だったので。
- お母様
- もちろん親が焦っていても仕方ないのは分かっているんですけど。今の時代、親が子供のために代理で婚活するのは、決して恥ずかしくないことなんだと、改めて思いました。
- アドバイザー
- それまでの息子さんは、女性との交際経験も少ないようでしたか?
- お父様
- そうですね。ただ仲の良い友達はいたようですが。
- お母様
- 恋人同士としてきちんとお付き合いした女性はいないかもしれません。それに加え「積極的にお見合いや婚活パーティーに参加するのはモテない人のする事」という偏見があったみたいです。婚活は決して恥ずかしいことではないし、婚期を逃すと後から後悔することもあるから、積極的に頑張ることをおすすめします。
実は独身を一番気にしていたのは本人だった・・・
- アドバイザー
- 息子さんには最初はどのようなアプローチをされたのですか?
- お父様
- まずは真剣に家族会議をしました。息子に「お前の将来が本当に心配だ」「きっかけを作るだけだから嫌なら遠慮なく断ってくれ」と。
- お母様
- 最初は息子は嫌な顔をしていました。そりゃ、自分の伴侶を親が連れてこようとしているんですから。しばらくは冷戦状態になったこともありました。抵抗があるのは分かります。とにかく、「別に結婚までしなくていいから。最終的にはあなたの自由だから」と伝えました。
実は独身を一番気にしていたのは本人だった・・・
- アドバイザー
- 最初は女性のプロフィールさえ見てくれなかったこともあるのだとか?
- お父様
- そうなんです。最初の2,3人は、リビングに女性のプロフィールと写真が置きっぱなしになっていて。4人目くらいから少しずつチラ見してくれるようになりました。独身を一番気にしているのはまぎれもなく本人なんですよ。
- お母様
- そうです。本人にもプライドがありますから。結婚なんてしなくても、という素振りを見せていましたが、実は本人が一番気にしていたみたいですね。
- アドバイザー
- だんだん息子さんも心を開いてくれるうようになってきたのですね
- お父様
- そうですね。だいぶ長くかかりましたが(笑)。
- お母様
- 少しづつ、写真とプロフィールをみてくれるようになりました。
- アドバイザー
- でもまたここからが長いんですよね。
- お父様
- そうなんです。一筋縄にはいかない息子で。「実際に時間を作って会ってみたら?」言うと、緊張感や恐怖心から「嫌だ」と。あまり交際経験が無いからなんでしょうね。女性とのやり取りで傷つくことが怖かったんだと思います。
- お母様
- そうですね。自分を守ってしまうんでしょう。こんな大変で面倒で煩わしい思いをするのならば、一生独身でいいや、と思ったんじゃないでしょうか。
- お父様
- ある時、久しぶりに学生時代の友達と数人で会ったみたいです。ある一人の既婚者がまさかのカミングアウト。実は親が代理婚活をしたそうです。
- お母様
- 息子も、その友人の奥様は友達の紹介としか聞いていなかったので驚いたとか。でもその友人曰く、本当に仕事に追われて女性に気を留める暇もなかったようで、出会いもなく諦めかけていた所、流石に親が動き出したんだとか。
たまたま息子の友達で親の代理婚活で結ばれた人がいた!
- アドバイザー
- その友人の方は、息子さんに何か良いアドバイスをしてくれたんですかね?
- お父様
- まずは親が配慮して味方になってくれるということは大きいよ、と。親同士が少し話をしているので、人物像も分かっていますし。
- お母様
- それにお相手の女姓も親が婚活するくらいですから、あまり交際経験が無いような真面目で素朴なお嬢さんが多いようでした。自分にちょっと自信が無いというか。そういう方だから、そんなに気合いを入れずに会えるよ、と友人は背中を押してくれたみたいです。
- アドバイザー
- そして女性と会ったんですか?
- お父様
- ええ。少し興味を持ってくれて、ある女性と会ってくれました。プライベートはあまり明かさないという条件で。その日にお別れする可能性もありますし。
- お母様
- 偶然、お相手の女性も初めて会う男性だったようです。最初はお互いけん制し合ったいたみたいですが(笑)。意外とお互い気が合ったようでした。帰り際にまた会う約束をしたのだとか。それを聞いてびっくりしました。
もうこれで親から結婚結婚と言われなくて済むから?
- アドバイザー
- 一回目で上手く行くなんてラッキーなのでは?
- お父様
- そうでうよね。運が良かったのか、それとも、「ここでOKすれば、もう親からくどくと言われなくて済むから」と妥協したのかもしれませんが(笑)
- お母様
- 高望みしないで無難な子だったらいいじゃない、自分だってモテないんだから、と言ったら、なんだか息子の心の中である意味「開き直り」があったみたいです。そこからはとんとん拍子です。
- アドバイザー
- なるほど。身近にいた良い友人からアドバイスを受けられて良かったですね。末永くお幸せに。本日はありがとうございました。