反省から学ぶ体験記2
責任感から踏み切れなかったんだと思う
- アドバイザー
- 春の訪れと同時期にご婚約が決まられたとのこと、おめでとうございます。ご子息のことを見守られてきた親御様ですから、感慨もひとしおだったことでしょう。
- お母様
そうですね。何しろ息子は公務員で自衛官をしているものですから、婚活をする機会もなく、なかなか出会いというものがなかったようでして。幼い時から正義感の強い子で、そのせいもあり仕事熱心だったのはいいんですが、どうにも趣味らしい趣味がないために女性に対しては奥手だったようです。- お父様
私自身、同じ公務員、自衛官ですから息子の気持ちも分かるんですよ（笑）。今は色恋をしている時ではない、民間人のために尽力を尽くし粉骨砕身努力すべし、なんて言っていましたから。- お母様
- 主人がこの調子でしたからね。私としては30歳も過ぎてしまったし、早く孫の顔が見たいとやきもきしていたんです。でも同じ公務員の主人が言うことも分かりますし、そこは男性ですから今は仕事に邁進させるしかないのかと、自分を納得させてはいました。
- アドバイザー
- 何かご子息の意識が変わるような出来事があったのでしょうか。
- お母様
- やはり東日本大震災以降ですね。あの震災で何度か現地に派遣されて、感じるものがあったようです。実家へ顔を出すたびに、このままじゃいけないって口にすることも多くなりました。でも、あの通り公務員である自衛官は多忙で自分から婚活をする時間もないようですし。そこで私達から何か出来ないかと、代理婚活というものを調べ、こちらにお世話になることにしたんです。
- お父様
- 確かに震災後から息子の表情がぐっと男としても締まった気がします。我が子ながら逞しくなったな、という印象です。このタイミングなら家庭を持つことで一層仕事にも打ち込みやすくなるだろうと私も思えましたから、代理婚活という家内の提案は大賛成でした。
- アドバイザー
- ご子息の反応は如何でしたか？
- お母様
- 先程も言いました通り、公務で地方に行くことが多いので、自分で出会いを見つけることは難しいのは分かっていたようです。そういう意味からも、私達の提案も最初は驚いていましたが、「親父を選んだ母さんなら見る目も確かだから任せてもいいですか？」と言ってくれました。少し恥ずかしそうでしたけどね。
- アドバイザー
- 親の代理婚活をご利用になったご感想はいかがでしたか？
- お父様
- 身元が確かなことが仕事柄条件でしたから、その点でもとても良かった。私はお嬢さんよりもそのご両親がどんな方かが大事でした。よく言うでしょう？親を見たら子供が分かると。今回、ご縁があった家族は息子の仕事を良く理解して頂けそうな実直な方ばかりでしたから、これはもう是非ともお願いしたい、と私の方が気に入ってしまいましたよ。先方の父親とは年齢も近いので、いい友人にもなれそうだと今から楽しみです。
- お母様
- 主人がお嬢さんよりもお相手のお父さんを気に入ってしまったんですよ。この男が育てた娘さんなら問題ない、って（笑）。確かに当人同士も会った瞬間から話が弾んだようですし、代理婚活を通して本当に良いご縁を頂いたと喜んでおります。
- アドバイザー
- 今後、両家の交流も多くなりそうで素敵ですね。代理婚活の体験談をお話し下さり、本日はありがとうございました。
