20代息子のモテポイント
社会人として世間の荒波に揉まれ、日々成長していく20代。いつまでも学生のようだった息子が仕事を覚え、自覚に芽生えていく姿は親にとって何とも誇らしく映るものです。
仕事をやり遂げた充実感を語る様子に、良き同僚や上司に恵まれているのだなと安心したと話す方もおられます。男性は責任のある仕事を任されれば任されるほど、早いスピードで一人前になっていきます。
ここではそんな社会人としての成長期である20代の息子さんをお持ちの方に、魅力を語って頂きました。
初任給でプレゼント
子供の頃は身体が弱く、学校を欠席しがちな息子(23)でしたが、高校から始めた部活動で体格的にも大きく成長し、自信も持つようになっていきました。ただ、親としてはどうしてもいつまでも子供の頃のイメージが抜けなくて、希望の会社に就職してもちゃんと勤まるのかしら?と心配な面もありました。
どんなに帰宅が遅くなっても私にその日あった出来事を話してくれるので、大変ながらも希望に燃えて仕事をしているのね、とどこか安心しながらいつも応援しています。そんなオープンな関係ですが、身体だけは壊さないようにちゃんと食事を取ってねと、つい口うるさく言ってしまうんです。笑って大丈夫だよって答えながら逆に私のことを心配し、会社の近所に美味しいお店があるから、とお土産を買って帰ってくる優しいところがあります。
初めてのお給料が出た時には家へ食費として5万円渡してくれたのと同時に、私へネックレスをプレゼントしてくれたんです。「まだこんな小さなダイヤしか買えないけど」と、照れ臭そうに言いながら可愛らしい小粒のダイヤモンドがついたネックレスに、思わず涙が浮かんでしまいました。こういう気遣いが出来るところも自慢の息子です。
(母 45歳 H.M)
イクメンになる要素が十分
一人っ子の息子(29)は兄弟を欲しがっていましたがそれ以降子宝に恵まれず、淋しい想いをさせてきました。そのせいか親戚が集まる時には率先して小さな従兄弟達の面倒を買って出て、いつも遊んであげる子供好きな一面があります。
先日も私の妹一家が遊びに来た際、小学生になったばかりの妹の息子とキャッチボールをしたり、プラモデルを一緒に作るなど、まるで子供のように楽しんでいました。こういう姿を見ると男としてまだまだだな、と思う反面、若いながら職場では部下を持つ課長職に就いているのだからどんな顔をして指示を出しているやら、と成長を嬉しく思うところもあります。
たまに会社帰りに待ち合わせて一杯飲むのですが、仕事の話になると途端に厳しい表情となり、真剣に私の意見を聞きたがる様子に『良い顔つきになってきたな』と感じますね。責任ある立場で仕事をしているのだから、そろそろ相手を見つけて結婚をして貰いたいところですが、子供好きなことからも私よりも良い父親になるのでは、ということも期待しています。今の時代、イクメンなる言葉があるそうですが、息子ならどんなに仕事が忙しくてもそのイクメンとしても実力を発揮するのではないかと思いますね。
(父 53歳 T.S)