婚活を本気にさせる一言(ご子息編)
お子様のことを心配して、勇気を出して代理お見合いに踏み切ったのに、当の本人がその気になってくれない・・・とお悩みの方も少なくありません。しかし、完全に結婚に興味のないお子様は少ないものです。ただ、「本気で婚活していない」だけなのです。
そんな時に親御さんが言った何気ない一言が、お子様の婚活を本気にさせることもあります。
今回は、お子様の婚活を本気にさせた一言をご紹介します。
出会いを求めている女性も多いのね
学生の頃から、男性が多い環境にあって、職場でも女性が少ない状況の息子K(36歳)。以前から結婚の意志はあるようですが、なかなか出会いもなく、出会いを探そうともしていませんでした。友人から代理婚活の話を聞き、試しに参加してみました。息子で悩んでいる方が多いのかと思っていたら、娘さんをお持ちのご両親も多いことに驚きました。
息子が帰宅してからその日の報告をして、「出会いを求めている女性も多いのね」と私がつぶやくと、「出会いの場所さえあれば、結婚したいんだよな。結婚相談所に登録してみるかな」と、やっと重い腰を上げてくれました。それから、積極的に婚活してくれて、お付き合いしている方もいるようです。
(母 66歳 N・S)
結婚は男としてのケジメ
いつまでも独身を楽しんでいる息子S(38歳)は、仕事も趣味も充実しています。仲間も多く、中には女性もいるようですが、結婚を前提にしているようなお付き合いをしている方はいないようです。男として、仕事にも遊びにも、色々な経験を積んで行くのはとてもいいことだと思うのですが、親としては将来を考えると結婚してもらいたいと思い、代理婚活にも参加していましたが、親からの強制的なお見合いは嫌がってしまっています。
ある日、息子と向き合って結婚についてどう考えているか話してみました。結婚する気が無いわけではないようでした。ですから、「結婚は人生において、男としてのケジメでもある」と話し、そこから成長して行き、社会的にも認められる事も多い事を伝えました。それから、息子なりに考えたようで、代理婚活の事や結婚相談所のことを私から聞き出し、自分で調べて、婚活し始めたようです。明るい性格からか、すぐにお付き合いしてくれる方も現れたようで結婚まで秒読みです。
(父 72歳 H・K)
結婚っていいもんだよ
小さいときから仲のいい兄弟の二人。弟の方が先に結婚して、子どもが出来ました。初孫は兄のR(36歳)だと思い込んでいた親としては、嬉しい反面、少し複雑な思いでした。しかし、伯父としての立場でも、自分と血がつながった子どもを目の前にすると、とても可愛いらしく、弟が遊びに来るとなると、必ずおもちゃを買ってくる程の可愛がりようです。
きっと、結婚もしたいのだろうと思い、代理お見合いへ参加していましたが、息子Rが気に入ってくれないようで、話は先に進むことはありませんでした。
そんな時に、弟が遊びに来て、「兄貴、結婚っていいもんだよ」と一言。「まぁな」と姪っ子と遊びながら聞き流している素振りでしたが、「じゃ、婚活でもすっかな」と続けました。
それからというもの、積極的に婚活しています。もともと優しくて大人しい性格なので、なかなかお付き合いまで結びつきませんが、素敵な出会いがあることを願っています。
(母 62歳 J・T)
誰が最後か
友達が次々と結婚して行き、学生時代に仲の良かった友達は残り我が息子Y(40歳)を含めて二人となりました。お子さんを持っている友達も多くなってきて、「話も合わなくなってきてしまった」と嘆くようになってきました。その頃、代理婚活を知って、参加しようかと悩んでいたので、いい機会となって参加してみました。何人かの方とお見合いのセッティングをしようと試みましたが、日程が合わないとかでキャンセル。息子自身もあまりその気になっていないようでした。
しかし、親としては心配になってしまって、代理婚活をしては息子に紹介、断る・・・の繰り返しです。あまりにもその気にならない息子を前に、もう諦めようとした時「会ってみようかな」と言い出しました。理由を聞くと仲間内で「誰が最後に結婚するか」と言う話しになったようです。それが息子のプライドを刺激したようで、婚活してみようと思うようになったらしいです。
キッカケは、どうであれ婚活を始めてくれてよかったです。まだ、最後にはなっていないようなので、このまま婚活を続けて、結婚してくれることを願っています。
(父 71歳 T・W)
そろそろお母さんに楽をさせてやれ
末っ子長男の息子U(34歳)。姉が二人いるので、小さい頃から世話をしてもらってばかりで、姉が結婚した今は母親が代わりに身の回りの世話をしています。何の不自由もないせいか、結婚にもあまり興味もなく、自分の自由な時間を謳歌しています。
そろそろ結婚しろと、姉二人からも言われていましたが、なかなかその気になりませんし、代理婚活をして、お見合いの話を持ってきても断ってばかりです。
ある日の夕飯時に、何故、結婚しないのか聞いてみると、やはり不便を感じていないのが本音のようです。たまらず「そろそろお母さんに楽をさせてやれ」と言ってしまいました。その時、息子が驚いたように私と母親の顔を見てうなずきました。
それから、しばらくすると結婚相談所に登録したと報告されました。そして、「これからは自分で婚活して結婚相手を探します」と宣言してくれました。当たり前だと思っていた生活は、母にとっては負担になってきたことを悟ってくれたようです。今では、楽しそうに婚活している様子を報告してくれるようになり、お付き合いしている方も出来ました。妻と二人でホッとしています。
(父 75歳 M・S)